小学生の勉強アプリと通信教育は何が違うか

勉強アプリと通信教育は、どちらもタブレットで学びますが役割が違います。アプリは反復、通信教育は単元を順に押さえるためのもの。混ぜて考えると「アプリで足りるのでは」という判断を誤ります。
アプリと通信教育は、そもそも役割が違う
| 比べること | 勉強アプリ | 通信教育 |
|---|---|---|
| 得意なこと | 計算・漢字・英単語の反復 | 学年の単元を順に押さえる |
| 何をやるか決めるのは | 自分(または親) | 教材側。毎月その学年のぶんが届く |
| 学校の進度 | 基本的に連動しない | 教科書準拠なら連動する |
| 記述・作文 | ほぼ扱わない | 扱う。人が見る添削がある社もある |
| 費用 | 無料〜買い切り/月額少額 | 月額。学年が上がると上がる |
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つまりアプリは「すでにやった内容を速くする」道具、通信教育は「まだやっていない内容を順に入れる」道具です。役割が違うので、どちらが優れているという比較にはなりません。
アプリで足りる場合・足りない場合
アプリで足りるのは、やることがすでに決まっているときだけです。
- 足りる:九九を覚えさせたい/漢字の書き取りを毎日やらせたい/英単語を増やしたい。目的が1つに絞れているなら、アプリのほうが速くて安く済みます
- 足りない:学校の授業についていけていない/どこでつまずいているか分からない/記述の答案を見てほしい。この場合はやる順番を決める仕組みが必要なので、アプリでは埋まりません
「何をやるかを親が毎回決められるか」で判断してください。決められるならアプリ中心で足り、決める時間が取れないなら教材が届く形のほうが止まりにくくなります(→小学生の家庭学習の進め方)。
無料アプリを選ぶときの確認点
当サイトでは具体的なアプリ名を挙げません。配信停止や課金形態の変更が多く、書いた時点でしか正しくないためです。代わりに、選ぶときに見る点を挙げます。
- 課金の形:無料で始まっても、途中から有料の範囲に入るものがあります。子ども自身が課金できない設定になっているかを先に確認してください
- 広告の出方:学習の途中に全画面広告が入ると集中が切れます。広告非表示が有料の場合、その額まで含めて比べてください
- 対象学年と範囲:どの学年のどの単元までかが明記されているか
- 記録が残るか:やった内容が親から見えないと、進んでいるかどうかが分かりません
端末の条件と利用制限の考え方はタブレット学習に必要なネット環境と端末の条件とタブレット学習でゲームばかりしないかにまとめています。
算数のアプリを探している場合
算数は「計算」と「文章題・図形」で必要なものが違います。
| つまずき | 向いている道具 | 理由 |
|---|---|---|
| 計算が遅い・間違える | アプリ | 反復の回数を稼げる。その場で正誤が返る |
| 文章題が解けない | 通信教育・添削 | 式を立てる過程を見てもらう必要がある |
| 図形が分からない | 通信教育(動画・教具) | 動かして見せる説明が要る |
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計算だけならアプリで足ります。つまずきが文章題や図形にあるなら、答えの正誤だけを返す道具では埋まりません。
よくある質問
Q. 無料の勉強アプリだけで通信教育の代わりになりますか?
反復の部分は代わりになりますが、学年の単元を順に押さえる部分は代わりになりません。アプリは何をどの順でやるかを自分で決める必要があり、記述の添削は基本的にありません。学校の授業の補強が目的なら、教科書準拠の教材と組み合わせるほうが確実です。
Q. アプリと通信教育を両方やってもいいですか?
問題ありません。通信教育で単元を押さえ、計算や漢字の反復だけアプリで足すという組み合わせは無理がありません。ただし両方に時間を取ると続かなくなるので、合計の時間は増やさないでください。
Q. 小学1年生でもアプリは使えますか?
使えますが、低学年では「書く量」を確保するほうが優先です。アプリはタップで答える形が多く、書く練習にはなりません。1年生の学習の組み立ては小学1年生の通信教育・タブレット学習にまとめています。
Q. アプリだとゲームばかりしませんか?
学習アプリ自体がゲーム的に作られているものは、続けやすい反面、遊びとの境目が曖昧になります。端末側の利用時間制限とアプリのインストール制限を、渡す前に設定しておいてください。専用タブレットの教材は、そもそも他のアプリが入らない設計のものがあります。
Q. アプリのほうが安く済みますか?
目的が反復だけなら安く済みます。ただし広告非表示や全機能の解放が有料の場合、複数のアプリを合わせると通信教育と変わらない額になることがあります。比べるときは月あたりの合計で見てください。
まとめ
勉強アプリは反復、通信教育は単元を順に押さえるためのものです。「何をやるかを親が毎回決められるか」で使い分ければ迷いません。教材の横並びは小学生タブレット学習おすすめ比較、タブレットと紙の選び分けは小学生の通信教育の選び方にまとめています。
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